HPの中で髪の構造とパーマのかかるしくみを紹介していますが今回はあなたが実際に美容室でパーマを掛けてもらう 時知っていると得になるお話をしてみたいと思います。

パーマは髪の組織の50%を占めるマトリックスのシスチンという部分をパーマの1液の還元(水素=Hを出す)作用により切断し、 2液の酸化(酸素=Oを出す)作用により再結合さすというのが簡単な化学な原理ですが、


ポイント1
傷んだ髪とは、マトリックスが流失して少なくなっていますので
綺麗なウエーブを作ることは出来ません。今までにパーマやヘアカラーをしている髪にパーマを掛けてもらう時は必ずシスチン含有のマトリックスの前処理をして掛けてもらうことが必要です。

自分にはどのような掛け方をしてくれるのか説明をしてもらいましょう。あなたにとって最高のパーマとは、あなた髪の状態に一番適したウエーブ剤と処理剤を選定して貰い適切な技術をしてもらうことです。決して料金の高いパーマが良いパーマではありません。

あなたに使用するウエーブ剤を選んだ理由と特徴や効能をきちんと説明してもらった後、技術をしてもらいましょう。なぜならば、あなたはウエーブ剤の種類や特徴などの知識は無いはずですから、パーマの良し悪しは分からないはずです。第14回パーマに良し悪しはあるのか?で8種類をご紹介しましたが、最近システアミンというウエーブ剤が認可されましたので追加致します。

ポイント2
パーマは1剤・2剤と形を作るロッドがあれば誰でもかけることが出来ます。

 1剤は吸熱反応といって熱が無ければパーマはかかりません。パーマ1液タイムの時キャップをしますが、 その理由は、パーマを体温でかけるためにするもので、キャップの仕方、タオルの使い方である程度 その美容室のパーマ技術の程度がわかります。(ロッドの上にキャップをかぶせその上にタオルをか ぶせさらにキャップをかぶせて体温を逃がさない・・こんな技術もチェックしましよう。)
しかし問題なのは1液タイム中に加温機で加温するサロンが多い様ですが、演出効果も高くお客さまは何か高 度の技術を受けているようで格好いいですがダメージヘアにパーマをかけるときは最も注意しなくてはなりません。
一般にパーマ液はアルカリ性のものを使用する場合が多いので高い熱を加えることにより1剤が強く反応し すぎて髪が膨潤(膨れる)し過ぎて、冷ましても元の状態に戻ることが出来ず、リンクルヘアーといって髪の表面 がシワシワになり艶や感触が悪くなってしまいます。
2液タイムの時キャップを外すのは、2液は発熱反応といって、1液の熱によって出来た形を冷まして固定する為です。

ポイント3
弱酸性になる処理をしてくれているか?
髪の毛を構成しているアミノ酸のペーハー(PH)は4.5〜6の弱酸性を保っている事がいちばん健康な状態です。

1剤・2剤の処理だけでは弱酸性に戻すことは出来ませんので、別に酸性に戻す酸性リンスなどの補助剤を使い完全に酸性に戻す処理をしてもらわないと、パーマをかけたことより貴方の髪はどんどん痛んでしまいます。

パーマをかける前に酸性処理はどのようにしてくれているか質問しましょう。酸性になっていればサロンを出る時 にはパーマ匂はなくなっているはずです。もし、酸性処理が出来ていないとすれば、あなたは、お金を払いながら 髪を傷められた事になります。

家に帰ってお家の方が「パーマ臭い」とかお風呂に入った時アンモニアの匂がすればアルカリが残留している何よりの物的証拠です。

知識は身を守ります!   賢い消費者になりましょう!
 第2回元気な髪教室でクレオパトラがナイルの泥を棒に巻いて太陽の熱で乾かして世界で始めてパーマをかけたお話をしましたが、それを見て、日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」制作担当者から取材があり、その裏付けがほしいとの事でしたので、私が調べた文献の名前と「ナイルの泥はアルカリ性なので髪のタンパク質を柔らかくする性質あり太陽の熱で乾かし癖をつけたパーマの原理をお話したところ、その理論が番組制作に採用され、実際にタレントの矢部浩之がエジプトまでわざわざ行き、本当に実践した番組が日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」で平成14年11月22日午後7時より放送されましたので、ご覧になられた方も多いかと思いますが・・・。

古代エジプト人は化学的なことは知っていたか?どうかは分かりませがパーマ・セット・ブロー・ヘアカラー等など全て理論があります。理論を知らずして良い技術は生まれません。
パーマその他で疑問がありましたらどんどんおたずねください。

次回も お楽しみに!
元気な髪先生 山口昭仁




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